子宮筋腫の手術 入院~退院日③ー手術後1日目ー

子宮筋腫手術のため腹腔鏡手術と開腹をすることになりました。この記事では術後1日目のことが書いてあります。

 

目が覚めるたびに痛みを感じるため、ずっと寝てたいし、目が覚めたとして何もしたくない、という気持ちに毎回なります。

でも動ける範囲のことは出来ることならしたい。歯磨き、シャワー、食事。しかしはっきり言って全部ハードルが高い。目が覚めただけで痛みを感じるんだから、“起き上がる”なんてそんなだいそれたこと…。

しかし朝になり、「顔ふいて歯磨きしましょうか。ベッド起こしますね~」

ボタンを長押しすることでベッドの角度が上がっていくと同時に、痛みも増しました。

看護師さんから紙タオルを渡されました。ほかほかあったかくて気持ちいい。

歯磨きセットと水をかばんから出して貰い、しゃこしゃこ。吐き出す用の容器にふくろをセットしてもらい、そこにペッ。その後の後始末もしてもらいました。

そして上パジャマを脱いで体を拭いてもらいました。至れり尽くせりでめちゃくちゃ助かりました。

補助がないと何もできないです。

 

11時頃、自分の病室に戻りました。もちろんベッドに寝たまま。ベッドにはキャスターがついているので看護師さんにコロコロしてもらいました。

さっきまでいた別室と病室は意外と近く、1分くらいで病室に着きました。1日ぶりの病室ですが、なんだかほっとしました。

そして約1日ぶりの食事!おなかすいた!食べるぞ!という気分では全くなかったです…

食欲がなく、全然食べれませんでした。体のために無理やり食べた感じです。それでも3,4口が限界でした。

おかずが2,3品でごはんはおかゆでした。

で、予期した通り、吐きました。

初産の時、帝王切開だったのですが、「麻酔が切れるので吐き気があるかもしれません」と、術後すぐの、まだ手術台に横たわっている時に言われ、「気持ち悪い、はきそう」となんとか声を出し、顔を横にし、その口元に容器をくっつけてもらって、数秒後に吐いた女なのです。

つまり今回の手術でもどこかのタイミングで吐くのでは?予感していたのです。

食事の様子を見に来てくれた看護師さんに「吐きそう」と伝え、容器と袋をセットしてもらい、無事すべて出しました。

麻酔切れてすぐに吐き気や頭痛など症状がでる人もいるかもしれませんが、手術の翌日に症状がでることもあるようです。

入院前に読む書類にも、そのようなことが書かれていました。

 

しばらくすると、両親が面会に来てくれました。これが16時頃。

10時頃に「具合どう?」ときていたラインに返信することが出来る状況ではなく、心配してきてくれたみたいです。

面会は病室でしました。本来面会はもうけられたスペースのみなのですが、私が動けないため看護師さんの配慮で病室に両親にきてもらいました。

下腹部の痛みのことなど話した気がします。少し話しずらく、通常の声量が出せなかったです。発生が普段とは違う、意識しないと声がでないというか。でも昨日と違って意識はしっかりしてるし声も出せたし、会話もできて私も両親も安心しました。

面会は10分と決まっているので、少し話した程度で帰りました。

その後、点滴とトイレの管をとりました。

ずっとベッドの上でろくに動けないなのにトイレの管もとるのか…と内心思いました。

18時頃の夕食もたくさんは食べれませんでした。おかゆ3分の1くらいとお味噌汁半分くらいしかたべれませんでした。

そしてその後、なぜか頭痛と呼吸がしずらくなったのでそのことを伝え、痛み止めとしてカロナールをもらい、心電図をつけてもらいました。

“呼吸がしずらい”という表現が正しかったのか今でもわかりませんが、当時は、「呼吸ってどうするんだっけ?こうだっけ?普段、呼吸をすることに意識なんてしないのに、なんでこんなに意識して呼吸しなきゃいけないんだ?」と思っていました。

そのことも伝えた結果心電図をつけますね、とのことでした。

夜になる前には頭痛、呼吸のしずらさのようなものは解消されました。

昼食も夕食もまともに食べられなかったため、点滴再開されたのですが、これが本当に良くない。

一番きつかったのはこれです…。

トイレの管をとったということは自分でトイレにいかなきゃいけない。

これはまだいいんです。

点滴を再開したがゆえに、約1時間に1回、おしっこにいきたくなるのです!

 

1回目のトイレは看護師さんに付き添ってもらってトイレのとびらの開け閉めなど補助してもいました。

2回目からは1人。まずベッドから起き上がるのが大変。

痛みは多少あるものの、途中まではベッドが動いてくれます。

次に足をベッドから床へ向けながら体を横に向ける、これがかなり痛い。

スリッパをはく、点滴の棒をつかみベッドから降りる、腰をまっすぐにできないので、おばあちゃんのように腰を曲げ、床をみながらトイレへと向かう。

動作ひとつひとつに下腹部に痛みを生じました。

(これは開腹によるものだと思います。腹腔鏡手術のみなら寝返りで横向きになる時に痛いと思います)

トイレは病室についているので、ベッドから5メートルもありません。

しかしトイレに行きたいと思い、ベッドから離れ、トイレからベッドに戻るのに最低でも10分はかかりました。

再度言いますが、約1時間に1回、トイレに行きたくなるのです…。

点滴が外れるまで…。

もちろんまともに眠れるわけがない。

無事にトイレを済ませ、ベッドに戻って横になっても数分は痛みがありすぐには寝れねい上、約1時間後にはもよおす…。

点滴め…

点滴は本当に栄養を送っているのか、そもそも点滴の中身はなんなのか、こんなにおしっこ出して点滴をする意味はあるのか?!と思わずにいられない。

朝食は完食しようと決心し朝を待ちました。

 

まとめ

  • トイレの管をとったにも関わらず、まともに動けない状態の点滴は敵
  • 入院期間は2月で寒い時期だったけどスリッパで行って良かった
  • 病院の行き来は靴で、院内用にスリッパを持っていくのもありだけど荷物になる
  • 全身麻酔後、嘔吐する可能性がある。自分の場合は翌日のみ
  • 術後1日目のみ頭痛や呼吸のしずらさを感じた
  • 一々感じる痛みはおそらく開腹によるもの
  • 腹腔鏡手術による痛みは寝返りで横向きになる時に感じる

 

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